AREKORE

daikikatsuragawaのアレコレ

PyCon APAC 2023の振り返り

先日、PyCon APAC 2023にポスターセッションのスピーカーとして参加してきました。

2023-apac.pycon.jp

本記事はその記録です。

カンファレンス感

トーク

当日に会場で、後日にYouTubeで視聴しました。特に印象に残った3選を挙げます。

好きとか嫌いとかはいい、練習してテストを書けるようになるんだ

ftnext.github.io

テストコードの一歩目として非常にオススメです

引用:好きとか嫌いとかはいい、練習してテストを書けるようになるんだ

自分の発表でも言及していたのですが、低コストで導入できる「better than nothing」な打ち手として、doctestがオススメなんですよね・・・

docs.python.org

Pythonで スナップショットテスト

speakerdeck.com

スナップショットテストとは?


● 前回成功時の結果との一致を確認するテスト 


引用:Pythonで スナップショットテスト/ pyconjp2023 - Speaker Deck

そもそも「スナップショットテスト」を初めて知りました。選択肢という点で得られるものがありました。

業務で使える一歩進んだPython使いになるために

speakerdeck.com

すごく大事だと思っているテーマがまとまっています。

● インデントが深すぎると脳への負荷が高すぎる → 複雑度をツールで計測したり、for 文になったら分割。とにかく小さくする。

引用:業務で使える一歩進んだPython使いになるために / To become an advanced user of Python that can be used at work - Speaker Deck

複雑度や凝縮度を計測するツールとしては、以下などが考えられますね🤔

個人的には、複雑度や凝縮度を改善させるためのリファクタリングを実施するにあたって「ツールを活用した目標の設定と評価の導入*1」は必要だと考えています。それぞれがどのような使い勝手なのかを確認し、どのように活用できそうか考えてみたいところです。

スポンサーブース

「この会議を実現するためにスポンサーしていただいている企業の方々とは話さないといけないな」という考えのもとで9割ほどの企業とお話しさせていただきました。ノベルティも沢山いただきました。特に気に入っているのは、Findyさんからいただいた「タイポ用心」のお守りです!

技術カンファレンスではありますが、技術軸でさまざまな企業が取り組む事業を認識したり、解像度を高められたりしたので、良い時間を過ごせたとは思います。

ポスターセッション

ポスターセッションにて、「ノートブックをキレイにするためのTips」というタイトルで発表しました。

speakerdeck.com

ポスター発表では課題に共感いただいたり、打ち手に納得してもらえたり、フィードバックをいただいたりと、良い時間となりました。本発表では、ノートブックにおけるセキュアな情報の扱い方を紹介していましたが、タイムリーなことに、Google Colaboratoryではシークレットを管理する機能がリリースされたようです。とても便利そうですね。

また、これまでオンラインで参加していたコミュニティ(飛騨高山Pythonの会 - connpassはんなりプログラミングの会 - connpass)の方々とも初めてオフラインで挨拶したりとしました。

前回は最後から2番目が発表だったこともあり、それまで物理的にも気持ち的にもバタバタしていたため、発表以外の行動が十分ではなかった気がしています。今回は逆にインタラクティブな発表であったためかバタバタせず、割といろんな行動ができたと思っています。そのため、全体としてとてもいい時間を過ごせたと思っています。

アフターパーティーには参加していなかったのですが、そこでも展示していただいたようです。少しでも話の種になっていたらうれしいです。

その他

スプリントについて、昨年は参加したものの、今回は参加しませんでした。雰囲気が公開されていたのですが、会場や特にランチが良さそうで後悔しています。

発表においてノートパソコンは不要だったことと、荷物の制約もあり今回は持参していませんでした。iPhoneで十分でした。たまにはそんな参加もいいかもしれないです。

改めてですが去年も発表していました。

daikikatsuragawa.hatenablog.com

この一年で、去年の発表やその資料を見てくださって話してくださる方が数人いました。そのときに、あらかじめ自分の考えを理解してもらえていて、一度の発表がジワジワと恩恵をもたらしてくれるんだと実感しています。今回も会期は終えたものの何かにつながればいいなと淡い期待を抱いています。

まとめ

そんな様子でPyCon APAC 2023に参加してきました。運営の方々、本当にありがとうございました。様々な観点で、とても学びの多い機会になりました🙋今年は結果的にスポンサーブースに重心を置いていましたが、「社会の課題に対して、技術を使ってどのように解決するのか(しているのか)」と言った話を伺えたことが、よかったです。…それでは、来年もよろしくおねがいします🙇

次回のPyConJPは2023年9月らしいですね。